スチューベンってなに?そんな素朴な疑問から、美味しい話まで。

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スチューベンとワインの話

 

こんにちは、わかな農園です。

青森県鶴田町でスチューベンを育てている私たちが、今回は「スチューベンとワイン」について、ちょっとお話したいと思います。

スチューベンって、ワインにもなるんです

 

「スチューベンって、ぶどうジュースのイメージが強いよね?」と、よく言われます。確かに、スチューベンは糖度が高く、濃厚な甘みが特徴のぶどう。だからこそ、ジュースにしたときにあのコク深い味わいが出るのです。

でも実はこのスチューベン、ワインの原料としてもとっても優秀なんです。

甘みの中にあるほんのりとした酸味や、果実感のある香りは、軽やかで飲みやすいワインにぴったり。特に赤ワインとして仕上げると、渋みが少なく、フルーティーで優しい味わいになります。

 

鶴田町の誇り「津軽ワイナリー」

 

そんなスチューベンワインを造っている場所のひとつが、ここ鶴田町にある「津軽ワイナリー」。岩木山を望む広大な敷地に佇むこのワイナリーでは、鶴田町のぶどうを使った個性豊かなワインが造られています。

 

 

津軽ワイナリーでは、スチューベンを使った赤ワインも人気商品。甘口で、まるでフルーツそのものを感じるような柔らかな口当たり。ワインが苦手…という方でも「これなら飲める!」と驚かれる方も多いのだそうです。

実は、わかな農園のスチューベンも、前身の「ワノ・ワイナリー」時代からワイン用の原料として出荷させていただいたことがあります。ワノ・ワイナリー創業者の八木橋さん(故人)には、私が新規就農して右も左もわからない頃から大変にお世話になりました。

自分たちの育てたぶどうが、ワインという新しい形になって、多くの方に味わっていただける。農家として、それはとても嬉しい経験でした。

最近は藤井大樹さんが八木橋さんの遺志を引き継いで、ワイナリーのワインを醸造されています。

私と同じ大樹という名前です。これも何かのご縁ですね。

「ジュースにも、ワインにも」——スチューベンの可能性

 

私たちわかな農園では、スチューベンの魅力をいろんな形で届けたいと考えています。もちろん、完熟ぶどうのまま味わっていただくのもおすすめですが、ジュースやワインとしても、その美味しさはまた格別です。

わかな農園のワイン原料用のスチューベンは、津軽ワイナリーさんの他にも地元の生産者団体を通じても全国のワイナリー様へ出荷されています。

たとえば、おうちでのちょっと特別な夕食に、スチューベンワインを。チーズやハム、ちょっとしたおつまみと一緒に、甘やかでやさしい時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

津軽の自然が育てたスチューベンが、グラスの中で静かに語りかけてくれるはずです。

 

終わりに

 

鶴田町には、こうしてぶどうの可能性を引き出してくれる場所がある。津軽ワイナリーさんのような存在に支えられて、わかな農園もスチューベンづくりを続けていくことができます。

もし鶴田町にお越しの際は、ぜひ津軽ワイナリーにも足を運んでみてくださいね。試飲も楽しめますし、景色も最高です。そして、わかな農園のスチューベンが、どこかのグラスにそっと注がれているかもしれません。

スチューベンって、ジュースだけじゃない。

そんな新しい発見を、皆さんと共有できたら嬉しいです。

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